夏山車中

夏山車中はナマイキな従兄弟が田舎に戻ってきたと思ったら車の練習の相手をさせられてしまいます。
ちなみに、従姉妹のセリカの運転はお世辞にもうまいとは言えません。というか下手くそ。

現に道のわきの茂みに突っ込んでしまいます。
夏場ということもあって野草や枝が茂み放題。車のドアすらあかなくなってしまいます。
携帯がない時代ならアウトですが、今は携帯があるのでとりあえずロードサービスを呼ぶことに。
でも、田舎過ぎてロードサービスが来るまで時間がかかりすぎます。
その間、事故ってくれた従姉妹と車中に二人きり。

運が悪いことにエンジンが逝ってしまったらしく、車の中は超暑いのです。
暑いと文句を言うセリカ。でももとをただせばセリカのせいなんですよね。
それ以上に凹んでいるのが夏山車中の主人公であるトシオ。
実は事故った車はトシオのもので、初任給で買って以来ずっと大事にしていたものです。
それをセリカが事故って壊してしまったものだから、実はカンカンなのですがセリカが怖くて何も言えません。
セリカは車を壊したことを全く反省していないどころか、文句ばかり。
これではいかに温厚なトシオでも切れるのは時間の問題と思っていたら、予想外のことが起こります。
それはセリカが車のフロントガラスを蹴り始めたのです。

どうやらフロントガラスを蹴って脱出しようとしたらしいのですが、ご存知の通りフロントガラスはそう簡単には割れません。
しかし、これ以上車を傷つけられたくないトシオにとってはそれは許しがたい行為でした。
セリカを組み伏せてそれ以上蹴れないようにするトシオですが、それは同時にあらぬ疑いもかけられてしまいます。
それは、トシオがセリカを襲うのではないかという事。
トシオにしてみれば生意気でわがままなセリカの事なんて女と思っていなかったのですが、セリカが気にし始めて妙に挑発をしてくるようになったのです。
夏山で誰もいないし、車内からは逃げられないし・・・ついに感情が爆発してしまったトシオは・・・まあやっちゃうんですね。

夏山車中というタイトル通り、クソ暑い車の中でアツアツ(トシオ視点)のことをするふたり。
でも、これってそのうちロードサービスが来ちゃうんじゃと思いながらも、来ない方が楽しめそうとも思ってしまいますね。

— 2016年12月26日